時おり、鬼のように読む

本屋が大好き、ゆるふわOLの読書感想日記です。ネタバレを大いに含みます。

「ダンジョン飯」1巻/九井 諒子さん

「ずっと黙っていたが、俺は魔物が好きだ」
「そのうち味も知りたくなった」

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わーい、買えましたダンジョン飯!
有隣堂twitterで追加入荷を知り、その日のうちに買いに行きました。

…面白い!
まず絵がとっても上手で可愛く、読みやすいですね。
男子はかっこよく、女子供(←違…)は可愛く、モンスターは不気味に描かれ、それぞれがどうにも魅力的です。

魔物が下拵えされて、食材へと姿を変えていく様が見事です。
個人的には、引っこ抜かれたマンドレイクがしっかり不吉で恐ろしいところが良かったです!
そしてみじん切りにされ、頭を箸でつままれるマンドレイク……。絵が上手なだけに、なんとも言えない気持ちになりました。

ローストバジリスクと杖を持ち間違えるエルフのマルシルが本当に可愛いです。(笑)
ライオスの異常なまでの魔物への執着心やカルチャックの口の悪さなど、キャラクターの欠点がそれぞれのどうしようもない魅力になっていて、気持ちよく読めます。

動く鎧は、ちょっと食べるのに勇気がいるかも…。
バジリスクの卵も、生はちょっと厳しそうです。
ローストバジリスクや、大サソリと歩き茸の水炊きはぜひ食べてみたい!かも?

ちゃんと妹、消化されずに戻って来れるといいなあ。(笑)